18FDGを用いたポジトロン断層撮影については、てんかん若しくは虚血性心疾患の診断又は悪性腫瘍(早期胃癌を除くすべての悪性腫瘍)の病期診断又は転移・再発の診断を目的とし、次の表に定める要件を満たす場合に限り保険適用となります。
【1】 てんかん | 難治性部分てんかんで外科切除が必要とされる患者に使用する。 | |
【2】 心疾患 | 虚血性心疾患による心不全患者における心筋組織のバイアビリティ診断(他の検査で判断のつかない場合に限る。)、心サルコイドーシスの診断(心臓以外で類上皮細胞肉芽腫が陽性でサルコイドーシスと診断され、かつ心臓病変を疑う心電図又は心エコー所見を認める場合に限る。)又は心サルコイドーシスにおける炎症部位の診断が必要とされる患者に使用する。 | |
【3】 悪性腫瘍 (早期胃癌を除き、 悪性リンパ腫を含む。) |
他の検査又は画像診断により病期診断又は転移若しくは再発の診断が確定できない患者に使用する。 | |
【4】 血管炎 | 高安動脈炎等の大型血管炎において、他の検査で病変の局在又は活動性の判断のつかない患者に使用する。 |