当センターでは産官学の連携をとり、PET検査を使用した最先端医療の研究に取り組んでおります。
保険診療ではまだ認められていない薬剤の研究に取り組むことにより、皆様により良い医療を提供することに貢献いたします。
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メチオニンはたんぱく質を構成するアミノ酸の一つで、腫瘍細胞に取り込まれる性質があります。
これを放射性物質で標識した11Cメチオニンを用いたPET画像では、FDGを用いたPET画像よりも脳腫瘍の病巣が明瞭に描出されます。
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当施設では、既存の悪性腫瘍検査に加えて、脳機能検査の開始を検討しており、その主要な検査項目の一つが[11C]BF-227という薬剤を用いたPET検査です。
[11C]BF-227は日本国内で開発された薬剤で、この薬剤を使用した検査では、近い将来に、認知症になる可能性を予測する事ができます。
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近年、従来の放射線治療とは異なり、正常細胞を傷つけず腫瘍細胞だけを選択的に破壊する安全な治療法として、ホウ素中性子捕捉療法 (BNCT) が注目され、積極的に臨床展開されています。
BNCTへの適応性を調べるためには、[18F]FBPA-PET検査を行う必要があります。当センターではこの[18F]FBPA-PET検査を行う役割を担っています。
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- [18F]FDG-PET/CTによる悪性腫瘍の診断と臨床的有用性の検討
- [11C]メチオニン-PET/CTによる脳腫瘍の診断
- 認知症予知に対する最適な[11C]BF-227調製法の開発
- [18F]FBPA-PET検査によるBNCT適応診断
- [18F]FMISO-PET検査による増感放射線療法の効果判定
- 乳房用PET装置PEMGRAPHによる早期乳がんへの有用性検討
小川 洋二 (Ogawa Yoji)
阪和第二泉北病院 放射線診断科部長
阪和インテリジェント医療センター PETセンター長
- 資格
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博士 (医学)、医師、放射線診断専門医、核医学専門医・PET核医学認定医、第一種放射線取扱主任者
- 所属学会
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日本医学放射線学会、日本核医学会、日本総合健診医学会、日本心臓核医学会
今泉 昌男 (Imaizumi Masao)
阪和インテリジェント医療センター 副PETセンター長
- 資格
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博士(医学)、医師、核医学専門医・指導医、PET核医学認定医、内科認定医、日本医師会認定産業医
- 所属学会
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日本核医学会、日本内科学会、日本医師会、日本脳循環代謝学会、日本総合健診医学会、米国核医学会
井上 修 (Inoue Osamu)
大阪大学 名誉教授
阪和第二泉北病院 薬剤部顧問
阪和インテリジェント医療センター ホットラボ専任
- 資格
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博士(薬学)、薬剤師、第一種放射線取扱主任者
- 所属学会
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日本核医学会、日本アイソトープ協会
堺 俊博 (Sakai Toshihiro)
阪和第二泉北病院 薬剤部主任
阪和インテリジェント医療センター ホットラボ室長
- 資格
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博士 (薬学)、薬剤師、LC/MS分析士、医用質量分析認定士、核医学認定薬剤師
- 所属学会
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日本薬学会、日本分析化学会、日本医用マススペクトル学会、日本分子イメージング学会、日本核医学会、日本病院薬剤師会
西村 太一 (Nishimura Taichi)
阪和第二泉北病院 薬剤部
阪和インテリジェント医療センター ホットラボ兼任
- 資格
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博士(薬学)、薬剤師
- 所属学会
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日本薬学会、日本病院薬剤師会、有機合成化学協会
山中 祥二 (Yamanaka Shoji)
住重加速器サービス株式会社
阪和インテリジェント医療センター ホットラボ駐在 サイクロトロンオペレーター